インターロイキン2

専門家ではありませんので、間違っていることもあるかも知れません。不安や疑問は、お医者さんにお尋ねくだ
さい。
インターフェロンα(以下 IFα)は、国内では腎臓癌へのスタンダード治療薬とされてきましたが
より効果が期待できる免疫治療としてインターロイキン2(以下IL-2)が、ここ数年使われるようになりました。
使われるようになった理由は、薬価が若干安くなってきたこと。でも、とてつもなく高額です。

IFαと同様に、免疫治療(サイトカイン)になります。IFαより、より強力に体の免疫力を高める作用を起こす
お薬となります。
用法は、生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液等に溶解し、1日70万国内標準単位を、1日1〜2回に分けて連日点滴
静注になります。投薬期間は、週5回、8週間以上の連続投与が最低期間
症状により増減できますが一日の最大投与量は210万国内標準単位まで。増量することにより、肝機能異常、体液残
留が発現しやすくなるため、注意が必要。

臨床において、本剤によりリンパ系腫瘍の増悪を来したとの報告はないが、試験管内においてリンパ系腫瘍細胞の増
殖を促進したとの報告があるため、リンパ系腫瘍を合併している症例に投与するときには注意する。

重大な副作用
体液貯留、毛細血管漏出症候群、浮腫、胸水、腹水、肺水腫、尿量減少、欝血性心不全、うつ、自己免疫力増加によ
る作用(強皮症、溶血性貧血、糖尿病)、血圧低下、不整脈、動悸、頻脈、下肢冷感

その他 副作用
発熱、紅斑、発疹、脂漏性皮膚炎、皮膚潮紅、皮膚腫脹、皮膚落屑、注射部位発赤等
下痢、腹部膨満感、腹痛、腹部不快感、胃潰瘍、口内乾燥、口腔内アフタ

点滴投与になります。強い副作用が予測されるので入院にて医師の管理下のもと
治療することになります。

トップへ
トップへ
戻る
戻る



inserted by FC2 system