告知を受けた患者さん、家族の方へ


がん(かもしれない)の告知を受けた貴方へ
突然の告知で、今何をしてよいか、パニックになっていると思います。私も、そうでしたが一番なりたくない病名を告げら
れたわけですから。そうなって当然です。多分、このHPを、病気について調べようと探されて読まれていると思います。
これから、より詳しい検査を継続して行い、手術日が決まるまで落ち着かないと思います。
冷静に、今後の治療にあたるために、今までした事今後しなければならないことを整理して何かに、記録してしてみて
わいかがでしょうか。特に、大学病院などへ、紹介状を貰って今後治療することになるわけで、自分の記録をしっかり
残すことは大切です。(発見日、経過、検査内容、自分の体で違和感や変化、家系的な持病など)
そして治療を早く受ける気持ちが大切です。がん細胞は毎日増えています。今すべきことは、大きくなっていく癌を止め
ることです。逃げてばかりでは、せっかく長く生きられるチャンスを逃してしまいます。病気は治ると信じましょう。もちろ
ん、良性腫瘍の可能性もあります。世の中には、あと半年の命と告知された人でも10年以上生きている人もいます。
現代医学は進歩しています。新薬や治療法はきっと出来ます。お医者さんの告知は平然と告げられます。なぜなら、治
療後が、治療の始まりだからです。癌は再発する可能性があります。だから、癌なのです。見つけることが早ければ、
治療も早く必ず治ります。そして何よりも、元気になる気持ちが大切です。
入院準備中から、手術までの心構えについて
医師からの説明(告知)に疑問を感じた方へ
手術後の生活について
早期発見で手術が出来れば、特に生活が変わる事はありません。食事制限もありません。お酒も飲めます(ほどほど
にね)今までと同じ生活が出来ます。三ヶ月毎に、検査は必要です。CTを中心に、血液検査をします。骨シンチも必要
に応じて。ただし、心のリハビリが必要です。ストレスを溜めない。そしてなりより、強い精神力で病気に打ち勝つ事が
必要です。

再発(転移)が、見つかった方
前回の治療から、数えてどのくらい経っていますか。人それぞれだと思います。私の場合は手術後3ヶ月で転移が見つ
かりました。もちろんショックでした。癌治療の定義は、5年で完治とされています。なぜ5年か。10年20年としていた
ら、社会生活で、生命保険に入れないとか、いろいろと問題があるから5年としていると思います。残念ながら、5年経
っても10年経っても特に腎臓癌は再発(転移)する可能性があります。残念ながら日本人の3人に1人は癌で死んでい
る現実があります。
事故を除いて、癌、心筋梗塞、脳卒中が死亡原因をほとんどをしめます。絶えず、病気と隣り合わせです。なにより、前
回も治療をしてきたではないですか。以前無かった新薬や治療法が有るかもしれません。今回も乗り切ることが出来
ます。何故なら、前回乗り越えてきたから。

家族の方へ 
心配でたまらないことでしょう。生活費や、治療費、本人に残る身体的な障害。もっとも心配なのは、本人の精神状態で
す。愚痴や人に当たるようになったり、看護婦さんを困らせたり。本人は、不安でいろいろな事を考えています。家族に
求めているのは、心の不安を忘れる時間です。時間のある限り話を聞いてあげてください。もちろん、覚悟を決める時
間を与える事も必要です。現在告知は、直接本人に話すことがマニアル化されています。もし、病名を先に家族に医師
より説明があった時は。本人が告知を事前に希望しない場合、本人が告知に耐えられないと医師が判断した場合に限
るとされています。十分、本人に配慮してあげてください。決して、悪い方向には考えない。家族の気持ちはその何倍も
不安として本人に伝わってしまいます。家族に出来ることは、一刻も早く治療を受けて治る希望を持つことです。今よ
り、悪くなる前に。   



入院準備中から、手術までの心構えについて
入院期間の心構え
医師の言葉について


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