インターフェロン
インタ−フェロンαについて

専門家ではありませんので、間違っていることもあるかも知れません。不安や疑問は、お医者さんにお尋ねくだ
さい。
いろいろな方より、ご質問やご相談を頂きます。その中で特に多いご質問です。
私なりに、お医者さんからお聞きした内容をもとに書いていますが、もちろん、専門家では有りませんので、間違ってい
るかもしれません。ご不明点はお医者さんに必ずご確認いただけますようにお願いします。

Q.腎臓癌にインタ−フェロンαは有効なのでしょうか。
A.インタ−フェロンα(以下IFN)の始めはB、C型肝炎ウイルス治療を目的にした治療です。もともと、体の中で作ら
れている物質です。
本来IFNは、体内で細菌やウイルスにより炎症が起きていると免疫細胞(T細胞、マクロファ−ジ)から放出し直接攻撃
したり他の免疫細胞を活発化する作用を持っています。
この作用をがん細胞消滅に応用しようとした治療法です。したがって免疫治療になります。

Q.効果の程は
A.がん細胞は、もともと身内の反乱です。正常細胞のDNAの配列が狂った為に、出来た物です。がん細胞は成人で
1日約3000個は発生しています。がん細胞は、T細胞、マクロファ−ジから放出したIFNで攻撃したりNK細胞を活発
(NK細胞を活発する同様効果を持つβーグルカンもあります)に働かせる作用により、排除されていきます。ただし、も
ともと自分の細胞である為、正しい細胞と判断して排除しなくなったとき、がん細胞が成長していきます。やがて10億個
の数に増えた時に検査で発見できるようになり、体のなかでいろいろな問題を発生させます。
そのため、IFNを打っても効果がなかったり、個人差が多く実際には15〜20%の人に有効であったそうです。肺への
転移には効果が多く認められたようです。

Q.治療方法は(注射の打ち方は)
A.筋肉、皮下注射になります。従来は、病院で打ってもらわなければならなかったですが現在自宅で自己注射が出来
ることになりました。300〜600万国際単位を、1日一回、一週間で1〜3回 期間1〜5年間を打つことになります。
再発転移予防で打つ場合は、長期に打つことになるそうです。この件関しては特にお医者さんとよく相談される事が必
要です。

Q.副作用について
A.経験から書きますが、発熱38〜40度、脱力感、精神不安定。
風邪とよく似た症状。私の場合、およそ一ヶ月程で、副作用は軽くなってきましたが。


         体温@−INF 1回目      体温A−IFN  2回目
        およそ、一ヵ月後には37℃より体温は上がらなくなってきました
Q.費用はいくら位かかるの
A.製薬会社で価格が違うようです。始めから、注射器に入っているものと瓶に入っている違いによるものと思われま
す。自己注射の場合の費用は一ヶ月間で週三回注射して25,000円〜程度になります。
Q.IFNの種類について
A.天然型と、遺伝子組み換え型の二つがあります。特に、効果の違いは無いとされています。
代表例として
天然型 IFNα  スミフェロン IFNα オーアイエフ(OIF)
遺伝子組換え型 rIFNα-2a  キャンフェロンA  ロフェロンA
           rIFNα-2b  イントロンA
参考にインタ−フェロンβ フェロンFeron

私も打ちましたが骨へ再発があり止めました。効果は有りませんでした。確かに、治療として認められていることから有
効性は有ると思いますが、副作用と効果を天秤にかけて、行うか行わないかは、自己判断になると思います。

写真はスミフェロンDS300です



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